上司に相談を持ちかけたらなんかエライことになったよねって話。
こんにちは!
新年早々、上司を驚かしてやろうと思い
ブログを2本分ほど書き溜め
営業開始日にさっそくチェックをしてもらったら
「おもんない」
の一言で全没くらいました
佐々木です!
今年に入って一番変化したことと言えば
年明け一発目のブログでもさらしましたが
『坊主にしたこと』です。
皆さん、坊主って「楽」ってイメージがありませんか?
私はありました。
「お風呂入った後に乾かすのが楽」
「髪の毛セットしなくてもいい」
「風がすごい日でも髪の毛がみだれない」
うひょ〜!こりゃ便利な髪型だぜ〜!
と思っていたのが坊主にしてからの3日間だけ。
それ以降は…
以外とめんどくさいよ、坊主!!!
まずは「寝癖がなおらない」!!
短いからなのか一度変な方法に癖がついたら強情なほどになおらない。
まさか坊主になってまで、寝癖に困るだなんて想像もしてなかった…。
そしてなにより一番困る事が…
「中途半端に伸び始めるとシルエットが亀の子タワシにしか見えないこと」!!!
このなんとも言えない髪型…坊主なのか?ベリーショートなのか?罰ゲームなのか?
今までは1年に2回美容院に行くかどうかの私でしたが、
坊主にしてから早14日、すでに1回行きました。
これじゃあ1ヶ月に2回は美容院に行かないと、オシャレ坊主にはなれない計算!!
でもそんな余裕、万年貧乏な佐々木にはなく…
と、いうことで上司に
この「女子とは思えない相談」をしてみたところ、
『やったろか?』
というまさかのご回答をいただきました。
ということで
「ヘアーサロン仕様にするから、表に一旦でろ。」と言われ外で待機することに。
中では何やら物音が。
私の軽はずみな悩み相談が何かを動かしてしまったようです。
そして「どーぞー」という声に導かれ、扉を開きます。
※どうでもいいですけどインナーダサいですね
ドアを開けるとそこには「いらっしゃいませ」と出迎えてくれる三橋さん。
ベテランデザイナーであることは百も承知だが、
接客は分野外なのだろうか、笑顔がぎこちない。
とりあえず私も笑顔で対応するが、
人見知り同士の悪いクセが目を覚ました。
お互いにまったく視線を合わせることができない。
妙な雰囲気を生み出したまま椅子に案内される。
写真では和気藹々とした様子だが
この間、会話は一切なし。
ははは、うふふと視線の合わない微笑み返しが十往復。
一体どんなノリで対応していいのか分からずにいる私をよそに、
カリスマ美容師を呼ぶ三橋さん。
誰が出てくるのかもうこの時点でほぼほぼ検討がついている。
私と三橋さんがすでに登場しているので、もう2択しかない。
そう。代表平野か武中チーフだ。
だが、どちらが出てきたとしても、私の中にある
「ブログネタと称して丸坊主にされないか」
という一抹の不安は拭いきれない。
『はい、いらっしゃ〜い♪』
そんな不安をよそに、颯爽と姿を現したカリスマ美容師。
どうやら代表平野がカットしてくれるようです。
獲物を見つけたライオンのように楽しそうな表情が忘れられません。
「どんな髪型がいい〜?」と聞かれるも、
私の今の髪型に選択肢がないことは、お分かりでしょう。
「頼みますから、丸坊主にだけはしないでください。お願いします。後生でs…」
『わかった!』
まだ全てを言い切らないうちに
あんな良い返事をされたのは後にも先にもこの時だけです。
私の懇願リクエストをぶった切り、ポケットに手を入れるカリスマ。
そこに取り出したるや、異様な光を放つバリカン。
え、ちょ、ノリノリなのはわかりますけど、バリカン早くないですか!?
まだ座ったばかり!!
なんでポケットに入っているんですか、というツッコミも無視で
乙女の命・髪の毛に手をかけようとする。
いやいやいや、いきなりすぎません?
髪の毛切る前ってもっと段階がありますよね?!
髪を水で湿らせるとか!シャンプーとかは!?
このままだと髪の毛が床に散っちゃいますよ!??
事務所がきたなくなっちゃいますよ!!!!???
私のはちきれんばかりの心の叫びが届いたのか、カリスマは一度手を止めた。
思わず安堵。ホッ。
だが、それもつかの間。カリスマは「HEY!」と助手を呼びつけた。
…
…
え?そっち?
逆方向から出てくる助手。
このシンクロ率の低さに、一抹の不安が増長される。
なにそれ。そしてなにその顔。
……………あんまりだ。
26年間、自覚するぐらい変な行動してきたつもりだけど、
ゴミ袋をかぶる日がくるとは思いもしなかった。
そんな哀愁に浸っている私にカリスマが告げる。
「おい。メガネはずせ」
…ついにきたか。
ドキドキドキ。
処刑台に送られる囚人って、こんな気持ちなのかな…。
視覚を奪われた視力0.05の佐々木。
そんな1cm先も歪んで見える私に、この後の展開など見えるはずもない。
「はい、髪の毛ぬらしますよ〜」
えッ!!
て、ちょ、ちょ、ちょっと待って!
ちゃぽッ!!
う、嘘でしょう…!!!
コップから直!!
「ごめん今、霧吹きないねん」
いや、ヘアーサロン仕様にするって言ってませんでした!?
全然なってない!
てか「今」ってなんだ!
さっきまではあったみたいな言い方をするな!
コップの水をすくって直接かけるとか…仕事荒い!!!
「はい、かけまーす。せいやっ」
オフゥ…
いや「せいやっ」じゃねぇ。
これはもう髪を湿らせるためじゃない、
何かのお清めの儀式だ。
これが本当の美容院だったら速攻帰ってるレベルのオモテナシを受け、
再びカリスマが私の髪の毛に手をかける。
今度こそはじまるんだ…
カット中のこの間、会話一切なし。
響き渡るバリカンの音。
時折、少し離れた場所から助手が放つ「あっ」という声が私の不安を増長させる。
ここまでくると不思議なもので、
もう丸坊主になってもいいという思いさえ芽生え始めていた…
『フィニッシュ…』
どうやら終わったようだ。
私の頭はどうなっているのか不安ばかりが交錯する。
「ちょっと待っていろ。」と、どこかへ消え去るカリスマ。
自分がどうなっているかも分からないまま放置されるこの不安感、たまりません。
カリスマがいなくなった途端、先ほどまで少し遠くにいた助手が引くほどの笑顔で私の元へ。
その手には、バリカンが。
な、な、な、何をするつもりですか?止めをさすつもりですか?
私が何を言っても、「まあまあ」とたしなめてくる助手。
とりあえず右手のブツを手の届かないところへ放り投げてください。お願いします。
命の危険すら感じた時、カリスマ帰還。
マジ助かった。時間にすると5分程度だったんだろうけど、
私にとっちゃあ3,600秒ぐらいに感じましたよ!!!
これで本当のフィニッシュだ…、と取り出されたのは
キャッチコピーがまさかの「チカラ技。」なワックス。
いやもうあなたたち最初から何かミスしても「チカラ技」で解決する気でしたよねこれ。
仕上げのこの間も会話は一切なし。
時折、少し離れた場所から助手が発する「ふふっ」という声が私の不安を増長させる。
そうこうしてカットがついに終了した。
その
完成した
姿が
これだ!!!!!
ばーん!!!!
な、ちょ、え、うそぉ!!!
なんということでしょう!!!!
毎日朝礼で「ダサい」とかならずダメ出しを受けていた佐々木が、
かっこいい!!
まるで大学生活を謳歌しているリア充感をはなっているではありませんか!!!
今にも「今夜、ヴィリヤード、いかね?」とか言いそうじゃないですかぁぁぁ!!!
反対側もこのとおり!
物憂げな表情もキマリにキマってるじゃないですかぁぁあああああ!!!
これで私もスタバにいても空気に溶け込めるっぞぉぉぉぉおおおお!!!!
「わーい!やったー☆」
喜ぶ笑顔もいつもより100倍ぐらいマシステキに見えます!
…ということで。
「いやぁ、どうなることかと思ったけど、相談してよかった!!!」
これはどんな分野のことでも満足いただけるものを提供いたします!という
REALWORKSの精神を体現化したものかもしれませんね!
今後の散髪は代表に頼もうと思います♪
※眼鏡は代表よりの提供です
※服は武中さんよりの提供です
〜後日〜
「…それにしても私、悲しいかな、武中さんの服、サイズぴったりでした」
「しかも普段着ている服より似合ってる感があります」
『じゃあもう着やん服あるし、あげるわ!』
「いいんですか!?わーい!」
『じゃあ俺も使わんメガネあげるわ!』
「メガネ!ちょうど欲しかったんです!」
『じゃあ私からはこれ!』
「お、お皿…!?これは料理のスキルを身につけろ、ということでしょうか…?」
『僕からはこれを。』
「あきらかに飲みかけ!?テキトー感満載ですよ…!!」
「皆さん、ありがとうございます!」
「早速きてみますね☆」
〜10分後〜
佐々木に服を恵んであげようという心優しいお方が
いらっしゃいましたら下記お問い合わせフォームより佐々木宛にご連絡ください。
※Sサイズは体型上、着ることができませんので、ご了承ください。
※ズボンは基本太ももで詰まってしまうので、ご了承ください。
佐々木をオシャレにしてあげよう、というお気持ちお待ちしております!
WEBデザイナー