求人物語 -本気でWEBデザイナーを探してます-
それはなんの変哲もないある日。
世間はクリスマスで華やぎ、浮かれている最中…
デザイン会社 REAL WORKSでは重大な問題が起こっていた…。
事務所に代表平野の悲鳴がこだまする。
『あぁぁああああ!!!!!!!』
『仕事が山積みだ!!このままでは全然仕事がまわらない…!!どうしたらいいんだー!!!』
「えぇぇぇえ!!!?俺がこんなに働いてるのにまだ仕事まわりきってねぇの!?ジーザス!!」
『武中はもう忙しすぎて手が空きそうにない。これは揺るがない事実だ。』
『やはり新しく人を入れるしかない!!』
『そうだな…こんな人がいい。デザインをこよなく愛し、コーディングがスラスラできて、常日頃デザインにアンテナを張り巡らし、物覚えも抜群、それでいて付き合いも良くて、お酒も大好き、PCにも詳しくて、なによりもやる気にあふれていて、さらに俺の言葉にはなんでも笑顔で応えてくれて、俺には常に媚びへつらってくれる。もっと言うなら俺の自慢を…』
「ダメだ。聞いていられない。」
「でも…分かりましたよ平野さん。とにかく弊社ではイケてるWEBデザイナーを探してるってことですね…。」
「その願い…僕が叶えてあげますよ。これが僕からのクリスマスプレゼント…必ずイケてるWEBデザイナーを見つけてきます。」
「メリーイテキマス!!!!」
「つって飛び出してきたものの…」
「どこ探しゃいいんだよそんなもん。大阪も広いんだっつーの。」
「こっちにもいないかー。」
「あ、ダメだ。もう歩き疲れた。ちょっと休憩しよう。」
「あ、ちょっとごめんさい。前失礼しますねーっと…」
「……ってあれ?なんだ??なんか歌声が聞こえる…」
『うぇ〜ぶうぇぶうぇぶウェブデザイ〜ン♪』
『すっごい速さでコーディングぅ〜♫』
「あ、あの女性だ!!」
「うそだろ!?」
「手にはPC!!そしてあの歌の歌詞…!!まさか…いやでもそんな…」
「しかし、あの容姿端麗な雰囲気は…!!いや、きっとそうだ!!そうに違いない!!あの人こそREAL WORKSの探し求めているイケてるWEBデザイナーだ!!!」
「ちょ、ちょ、ちょっとそこの麗しいお姉さん!!お話が…」
「あ、ダメだ!歩くのめちゃくちゃ速ぇ!!」
「待って!ちょっと待って!!ま、ちょ、待てっつーに!!!うぉおおおおおぉおぉぉおお!!!!!!」
「うおおおおぉぉおお…おぉぉ…おおお、お、おー!!!!? 」
「あえぐ熟巨乳…。だ、ダブル性感帯…。」
「ハッ!しまった!!」
「やべぇ!!見失った!!!」
「ん?なんだ?なんか落ちてる…。」
「愛情あるデザイン…。WEB LOVE…。なんだか気持ち悪いカードだが、内容から察するにきっとあの女性が落としたもの…!!」
「ん?裏になんか書いてあるぞ…」
「京都で打ち合わせ…!?これから京都に行くんだな!?」
「だったら京都に行くしかないな!!!俺は諦めないぜ…必ず見つけ出してやる!!たこ焼き食べてからッッ!!!!」
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「ついたぞ…京都…!思ったよりも遠かったな…。しかし走ってくるのには骨が折れたぜ…。」
「はぁはぁ……だ、ダメだ。極度の疲労で立っていられない…くそぅ…。これからあの女性を探さなくてはならないのに…体力が……。」
どさっ
「頑張り過ぎた…俺はここで死ぬかもしれない…平野さん…すいませ………ん?なんだ歌が聞こえる…。」
『うぇ〜ぶうぇぶうぇぶウェブデザイ〜ン♪』
『ばちっと決めるぜコーディングぅ〜♫』
「あ、あれは!?」
「い、いたあぁぁぁぁああ!!あんなところに!!!」
「あの女性だ!!歌もおそらく2番と思われる内容に進んでいた事からも、あの女性であることが伺えるぅぅぅう!!」
「あの女性の歩くスピードはあなどってはいけない!!」
「急げ俺!!体力なんて関係ない!!この瞬間に心臓を捧げろ!!100m15秒の俊足をここで爆発させるんだ!!うぉおおおぉぉぉらああああぁ!!!!」
どっぱ〜ん
「いやぁぁぁあああぁ!!!!」
「くじらでたー!!図鑑でしか見た事無いからあってるかどうか分かんないけど多分クジラでたあぁぁあ!!!」
「ハッ!!しまった!!また見失った…!!」
「てかさっきのくじらといいなんといい…何かおかしくない!?」
「何だか大人の事情かなんかで見失うように仕組まれている気がしてならない!!」
「…ん?なんだ?またカードが落ちてる!!」
「今度は神戸でランチ…!?」
「ガッデム!!どんだけ移動するんだ!!撮影する側の身にもなれ!!」
「とりあえず次は神戸か。どうやら一丁一席ではいかない様だぜ。あーめんどくせぇ。まずはみたらし団子食べて落ち着こう。」
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「神戸だ。おしゃれな街だな。」
「ここで探せば見つかる気がするぜ…。なんたって俺が探してるのはイケてるWEBデザイナーなんだからな。」
「イケてるからにはオシャレには敏感なはずだろ?ならこの街はうってつけってわけさ。」
「ひゃぁッツ!!!!!」
「…ってなんだ!?いい感じでかっこつけて気持ちよくなってたのに…なんか降ってきたぞ!?こ、これは…」
「例のカードじゃないかああぁぁぁあ!!」
「いや、ちょ、早くない!?もっとこう色々あってから女性も見失って、ほんでカード見つけるってパターンじゃないの!?」
「これ完全に制作者側がめんどくさくなって手抜いたニオイがすごいするんですけどぉおおお!!!」
「しかも鳥取に16:30…!?」
「おいおい!!まってくれよ!!あと30分くらいしかないじゃないか!!」
「やッッッッッべぇー!!急げぇぇぇええええ!!!!」
しかし、実は武中に焦りはなかった。
そう、彼は知っていたのだ。
神戸から鳥取までを30分で走りきる事ができるランニングフォームを。
某少年誌に連載中の大人気忍者マンガを欠かさず読んでいる事がここで幸いしたのだ。
武中は走った。
走った。
走った。
途中、急激な睡魔に襲われ15分間しっかりと昼寝はしたが、彼は諦めず走った。
そして彼は遂にその地へ足を踏み入れたのである。
「うぉおおりゃぁああああ!!!!鳥取じゃぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!!」
「とにかく…何も考えずここまで走ってきた。だが…これからどうしたものか。」
「誰かいませんかー!!?」
「・ ・ ・ ・ ・ ・ ・。」
「そりゃそうだよな。こんなとこにいるはずない。」
「俺は馬鹿だ。鳥取イコール砂丘だなんて…。学が無いのが丸分かりじゃないか!!」
「だめだ。諦めるしか……。」
「でもここであきらめたら…。」
「でもここであきらめたら…平野さんのあの笑顔が失われてしまう…!!!!」
「本当にあきらめていいのか!?俺!!」
「うぉおおおおおお!!諦めるかあぁぁぁあ!!!」
「諦めてたまるか!必ずイケてるWEBデザイナーを連れて帰るんだ!!待ってて下さい!!平野すゎーん!!!」
「ってあれれー?」
「あんなところに人がいる…。なんだ気がつかなかったな…。」
「な、何ぃいいい!!!?」
「あの麗しい髪…!!手にはPC…!!そして地面に突き刺さる程の足の角度…!!間違いない!!あれは俺が追い続けてきた女性だ!!」
「みつけたぁああん★」
「探したんだからねぇ♫」
「もう逃がさないぜー!!ずっとあなたを探してたんだ!!ちっくしょー!!苦労したんだからなー♫」
「あなたイケてるWEBデザイナーですよね!?僕と一緒に来て下さい!!」
『んだッ!』
『オラはイケイケなWEBデザイナーのYURIKOだぁ!コーディングは神業のように速ぇし、そのデザインの質はもうオラの村ではナンバーワンだぁ!!おめぇオラにホの字なのがぁ!?どうしてもって言うんならオラおめぇの嫁になってやってもええどー★』
「・・・・・・・。」
『・・・・・・・。』
『どしたぁ!』
『おめぇオラにホの字なんだべー!?何照れてんだっぺやー!!どうしてもって言うんならオラおめぇの嫁になってやっても…』
「だぁぁぁああ!!!」
「こんなイケてねぇの連れて帰れるかぁぁぁあ!!!!!」
「ここまで来たのに…!!だったらイケてるWEBデザイナーなんてどこいるんだぁぁあああ!!」
「だれか、だれか、たあぁぁぁぁすけてえぇぇえぇええ!!!!」
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ということで、現在REAL WORKSではWEBデザイナーを募集しております。
募集要項は以下の通りです。
物語中は「イケてる」という点を強調しておりましたが、仕事において「イケてる」方であれば、普通の方で全く問題ありませんので、どしどしご応募下さい。
応募の際はコチラの問合せフォームからご連絡頂くか、もしくは必要書類を上記の住所にお送り下さい。
それでは、少しでもREAL WORKSに興味を持って頂けたあなたとの出会いを心より楽しみにしております。
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話題沸騰!!今ご応募頂くと…アレが貰える!!
話題沸騰につき、ご応募頂いた方の中から抽選で10名様にイケイケWEBデザイナー「YURIKO」が物語中に使用していた口紅付カードをプレゼント!!
抽選は書類選考の方からとさせて頂きます。
キャンペーン期間は、新メンバーの決定までとなりますが、都合により変更する場合もございます。予めご了承下さい。
※当選者の発表は商品の発送をもって代えさせて頂きます。
-A design with love- REAL WORKS