3Dプリンター創世記 ~すべては実費にて~【第2話】
入社1年という節目を迎え目標を掲げた佐々木。
マッチョとして生きるか否かの選択から逃げ出す為に
デアゴスティーニへと助けを求めた。
『3Dプリンターで自分のデザインしたものをつくる』
という安易な発想から、予算も考えずに
軽々しく定期購読注文ボタンを押したのだが…
※前回のお話はコチラ
第一話「努力のカタチ」
「デアゴスティーニ、届くの楽しみだな〜♪」
「…思えば勢いで頼んじゃったけど、一体どのぐらいのボリュームなんだろう?」
「ほうほう…。シリーズは全55号か…。」
「全55号…一体いくらになるんだ…?」
「創刊号が999円…それ以降が1,998円………」
「…まあ、金額なんてどーでもいいや。いっても3万くらいっしょ。」
※実際の合計金額は10万8891円です
「………ん?」
「2月申込のお客様は第3号からの…ご購読になります………?」
「ちょとまて!ちょとまて!あたし2月申込だ!!!」
「せっかく目標が決まったと思ったのに…!これじゃ組み立てられないじゃん!!!」
「あ、いいこと思いついた!!!」
「難しいことは考えず、目標を変えれば万事解決ですや〜ん☆」
※難しいことは考えなくても実際の合計金額は10万8891円です
「だからな…こうしようと思うわけよ」
「目標を掲げてそれを達成せずに諦める様な人間は雇わない!」
「そんなやつがもし社内にいたら即刻クビ!!」
「こんな制度どうかな!?」
『その話どうでもいいんで戻っていいすか』
「いいやろ!?この制度!!クビやでクビ!!どうかな!?」
『いやとりあえず忙しいから戻っていいすか』
『諦める人間は…クビ!???』
「やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやあぁぁぁあ!!!!!!!!!」
——————————————–10分後 ——————————————–
ザッ!
シュ!
「準備…完了。」
「クビになったら元も子もない。」
「創刊号、第2号…必ず見つけ出して、目標を達成してみせる。」
「出発だ!!!!」
「うっひょぉおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」
「必ず手に入れてやるっぅぅうぅ!!待ってろよおぉおぉお!!」
まさかの「両手離し」を繰り出した佐々木。
このタイミングでわざわざ両手離しを見せる意味は本当にあったのか…。
果たして佐々木のバランス力は…!
そして創刊号と第二号は見つかるのか…?!!
〜第3話につづく〜
-A design with love- REAL WORKS 本当に第3号からの購読で申し込んでしまったスタッフ佐々木